日本人なら知っておきたい「和食が無形文化遺産」に登録された理由

料理

 

日本料理の文化の継承

本来の日本料理をいただける奈良のミシュラン2星【而今】さん

こちらは、八寸。

お見事としか言いようがありません。

1つ1つ、どれほど手間がかかっているのでしょう。

ちなみに、上の方に見えるのは「青梅の翡翠煮」です。

このような手間暇のかかる八寸は日本料理屋さんで、

ほとんど見られなくなってきました。

恐ろしく手間暇、時間をかけて作ってくださった料理の数々。

食べるのは、一瞬です。

でも、その一瞬の「おいしい」のために手間暇かけてくださっているのです。

お料理だけでなく、お店のしつらえ、日本人が一番落ち着く空間ではないでしょうか。

今では、予約がかなり取りにくくなっていると思いますが

ぜひ一度行ってください。

本物の日本料理が味わえます。

お店のホームページはこちら↓

古都奈良で独創的な懐石料理を|奈良 而今(NARA NIKON)
日々精進し日本料理を突き詰める、奈良而今のホームページです。皆様に独創的な懐石料理をお届けいたします。

青梅の翡翠煮

この而今さんでいただいた青梅の翡翠煮。

私もチャレンジしました。

青梅、1つ1つに待ち針で無数に穴をあけて何度も茹でこぼしをして作ります。

私も今年3回炊きましたが、穴を開けるのに丸1日かかってしましました。

そして、青梅を炊くのに5時間、、、

でも、納得のいく味がでません。

酸味が強すぎます。

 

もう一度、翡翠煮にチャレンジしました。

夜中3時まで青梅に待ち針で穴を開けていく、、、

眠すぎて何度親指に針を刺してしまったことか、、、

前回、酸味が強かったので、しっかりした茹でしようと思って

長時間、下ゆでをしました。

そしたら、今度は酸味が飛んでしまいました。

八寸の一つのお料理をきちんと作るのもこれだけ大変なんだと

実感しまいした。

灯台下暗し?和食の素晴らしさは世界が評価している

和食の素晴らしさは、日本人が一番わかっていないのかもしれません。

なぜなら、街に和食屋さんはどれくらいありますか?

あなたは、和食を毎日食べていますか?

調理師学校の生徒にも同じ質問をしました。

毎日、和食という生徒は、30人中1人です。

米を食べない生徒もいます。

世界で、どれほど和食が評価されているか彼らは知りません。

 

とても残念です。

 

それで、改めて、「和食」の素晴らしさを知ってもらいたいと思って、記事にすることにしました。

無形文化遺産の【日本食】

農林水産省のホームページを見るとなぜ和食が世界文化遺産に登録されたのか

書かれています。

この登録に至った側面をご存じでしょうか。

実は、この『無形文化遺産』、、、

 

『そのままにしておくと消滅する可能性がある文化を保護する』

 

という裏に隠された理由があったのです。

和食という後世に残すために選出された部分も大きいです。

 

確かにかつて日本では当たり前に食してきた多くのメニューが

家庭の食卓から姿を消している現状があります。

例えば、毎日の食卓に必ず姿を見せていた漬物(香の物)は塩分摂取を控えるために消えてしまったご家庭も多いのではないでしょうか。

「和食文化を絶やさないように」という意味の込めて、今回の選出となっているのです。

無形文化遺産に登録された理由 その①

見た目の美しさ

今ではフレンチ、イタリアンもきれいに盛り付けられるようになりました。

それは、和食が大きく影響しています。

かつてのフレンチの巨匠ポール・ボキューズが来日して和食を食べて感動して

その美しい盛り付けを本国フランスに持ち帰ったそうです。

日本は四季がある国です。

季節ごとの花や器を用いて四季を感じることができます。

日本料理は、豊富な素材をそのまま生かし、料理そのものの彩りも鮮やかで

さらに器や盛り付けなど細部へのこだわり、総合的にとても美しい料理であることが評価されています。

無形文化遺産に登録された理由 その②

一汁三菜を基本とする日本の食事スタイルは理想的な栄養バランスと言われています。

また、「うま味」を上手に使うことによって動物性油脂の少ない食生活を実現しており、日本人の長寿や肥満防止に役立っています。

アメリカでは、肥満により多くの成人病患者を抱えていた1970年代後半に、

理想的な食事として和食が紹介され、1980年代には和食ブームも起こっています。

無形文化遺産に登録された理由 その③

日本の国土は南北に長く、海、山、里と表情豊かな自然が広がっているため、各地で地域に根差した多様な食材が用いられています。

このため多様な食材と新鮮さがあります。

また、素材の味わいを活かす調理技術・調理道具が発達しています。

四方を海で囲まれているため新鮮な魚介類を食することができます。

独特の調理法として「刺身」が発達してきました。

この「刺身」という調理法ですが、

「できるだけ素材本来の味を活かす」

「美しさにこだわる」

という和食の本質そのままの、代表的な和食メニューとなっています。

無形文化遺産に登録された理由 その④

正月などの年中行事との密接な関わり

日本の食文化は、年中行事と密接に関わって育まれてきました。

特に、お正月のお節料理や雑煮を食べることから1年が始まります。

節句の団子や祝いの日の赤飯、冬至に南瓜に煮物など、日本料理は年間行事と深く関わっています。

自然の恵みである「食」を分け合い、食の時間を共にすることで、家族や地域の絆を深めてきました。

伝統的な和食の「懐石料理」

茶道から生まれた料理で、一汁三菜を基本とし

「旬の食材を使う」

「素材の持ち味を生かす」

「親切心や心配りをもって調理する」

を原則とし、お客様をもてなす見た目も華やかな料理です。

仏教の教えを守った「精進料理」

殺生や肉食が禁止されている仏教の戒律に基づき、野菜や豆類、穀類を工夫して調理したシンプルな料理です。

 

あなたも今晩、お漬物でお茶漬けなどいかがでしょうか。

和食の素晴らしさに少しでも気づいていただければ、幸いです。

 

 

 

 

 

 

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